
時代とともに歩み続ける
武田グループ
                     先祖は甲斐源氏
戦国時代、今川家の客分として暮らしていた武田信玄の父信虎は、桶狭間の敗戦によって駿河を追われ、京をめざしました。旅の途中、諸国の内情を信玄に伝えることの必要性を知った信虎は、情報基地として街道の拠点に一族を配置。中でも重要な位置を占めたのが、東海道と北国街道が合流する滋賀県甲賀市水口です。後に水口の地は勝頼に輿入れする織田信長の養女の化粧料として武田家に渡されてからは、武田山長敬寺を中心に一族の要人が次々と配されました。その後、長敬寺は、織田から豊臣・徳川と動乱のさなか幾たびの戦火に遭いましたが、天和3年1683年に浄土真宗大谷派の寺として再興され現在に至っております。時代は変わって幕末、一族の武田伝右衛門は、父祖の地の甲斐に戻りましたが、すでに武士の時代は終わりであることを知り、実家業に転身。志を継いだ息子の善兵衛がしょうゆ醸造業を興しました。
幕末
長敬寺の一族、武田伝右衛門、父祖の地甲州で一旗揚げようと、発つ。
明治
- 1871
 - 武田伝右衛門、甲府に辿り着くも武士の時代は終わりを告げ、実業家としての成功を息子善兵衛に託す。
 
- 1872
 - 武田善兵衛が西山梨郡稲門村(現在のテンヨ武田本社所在地)でしょうゆ醸造業(武田本店)を興す。
                                


 
- 1895
 - 武田本店、武田與十郎商店の2つに分業する。
                            

 
- 1904
 - 日露戦争勃発 軍需増により、第一次しょうゆ工場を増設
                               


 
大正
- 1912
 - 日本醸造協会の品評会で当社しょうゆが金牌受賞
 
- 1914
 - 酒類麦酒食糧品の卸売業を兼営する。
 
- 1916
 - 「テンヨ」を商標登録
 
- 1917
 - 遠間商店より「マルト」の商標を譲り受け、缶詰の製造を開始
                                


 
- 1923
 - 第二次醸造工場を増設
しかしこの年の9月、関東大震災に見舞われる。
幸い大きな被害を免れ、倉庫から大量の缶詰や飲料水を市民へ配る。
 
昭和
- 1934
 - 武田本店と武田與十郎商店を合併し、法人組織株式会社武田本店とする。
 
- 1935
 - 社名を武田醤油株式会社に変更。
 
- 1941
 - 初代武田與十郎、死去(77歳)、二代目武田與十郎 社長就任
同年12月、太平洋戦争勃発。


 
- 1942
 - 海軍の要請により、ニューギニアにしょうゆ工場を建設。
みそ、豆腐などを生産するも、軍の敗退とともに撤退。 
- 1945
 - 甲府大空襲により全ての工場が全焼。同年8月15日、終戦。
 
- 1947
 - 仕込みを再開。
 
- 1948
 - 牛乳、乳製品部門を併設、製造開始。
                            

 
- 1949
 - 社名を武田食糧株式会社に変更。
 
- 1951
 - 京浜地区販路強化のため、東京営業所を開設。
しょうゆ工場を整備 海外へしょうゆを輸出。 
- 1954
 - 液体麹タンク培養法の特許取得。
武田牛乳にゾウのキャラクターをトレードマークに採用。

 
- 1955
 - 和光堂株式会社と共同出資して三協乳業株式会社を設立
 
- 1957
 - 当社社長武田與十郎、日本醤油協会副会長に就任。
 
- 1958
 - 北海道地区販路強化のため、札幌営業所を開設。
 
- 1961
 - 長野地区販路強化のため、長野駐在員事務所開設。
 
- 1962
 - 当社社長 武田與十郎、全国醤油工業協同組合連合会初代会長に就任。
 
- 1964
 - オートメーションしょうゆ工場完成。
液体濃厚調味料「テンヨのだしつゆビミサン」の商標登録及び販売開始。
 
- 1969
 - 新社屋完成(旧本社社屋)、 床面積(2864平方メートル)。
 
- 1972
 - 創業100周年を迎える。
「だしつゆビミサン」のイメージキャラクターとして滝平二郎画伯の切り絵を採用。 
- 1974
 - 当社会長 武田與十郎、しょうゆ業界発展の功績により勲三等瑞宝章を受章。
CMに天地総子さん起用。 
- 1977
 - しょうゆ工場の大豆連続蒸煮缶及び製麹装置を改良。
 
- 1978
 - ビミサン姉妹品「うすくちビミサン」を発売→昭和59年、のちの白だしつゆへ。
                            

 
- 1984
 - CI(コーポレートアイデンティティー)システムを導入。
「テンヨの白だしつゆ」発売。 
- 1985
 - 当社会長 故武田與十郎、業界発展の功績により正五位に叙せられる。
首都圏向けとして、「テンヨのだしつゆ」を発売し、商標登録を行う。 
- 1988
 - 甲府南工場第一期工事完了、操業開始。
当社会長 武田辰男、甲府商工会議所会頭に就任。 
平成
- 1991
 - 甲府南工場第二期工事完了
「テンヨの白だしつゆ」を「テンヨの料理用白だし」と名称変更。
 
- 1993
 - 「しょうゆの短期醸造法に関する研究」に対して、(財)日本醸造協会から技術賞を受賞。
 
- 1994
 - 社名を株式会社テンヨ武田に変更。
 
- 1996
 - 卸売部門を独立、武田食品株式会社として営業開始。
「醤油の短期製造法」に関する特許取得。 
- 1998
 - HACCPシステム導入。
 
- 2000
 - ISO9001認証取得。
 
- 2001
 - 武田食品、武田牛乳のトレードマーク、ゾウのキャラクターを商標登録。
                            

 
- 2003
 - 「テンヨ甲州葡萄のお酢」「天与寿司しょうゆ」「テンヨたまご焼きのだし」を発売。
 
- 2004
 - 「テンヨ甲州桃のお酢」を発売。
 
- 2007
 - 当社会長 武田與光、全国醤油工業協同組合連合会会長に就任。
 
- 2008
 - 「テンヨ吉田のうどんつゆ」を発売。
 
- 2010
 - 「テンヨゆずぽん酢(増穂産ゆず使用)」を発売。
武田食品、「武田牛乳アイス」「マルト甲府鳥もつ煮」を発売。


 
- 2011
 - 当社会長武田與光、旭日中授章を受章。
「テンヨ甲府鳥もつ煮のタレ」を発売。
武田食品株式会社、「ビミサン漬け 野沢菜」を発売。
「テンヨ甲府鳥もつ煮のタレ」を使った甲府鳥もつ煮が、B-1グランプリ受賞。 
- 2013
 - しょうゆ製麹装置の更新。
 
- 2015
 - 工場の充填設備の更新。
 
- 2017
 - 武田食品株式会社、富士河口湖町ハナテラスに自社カフェのT's Cafeをオープン。
株式会社テンヨ武田 製造部(製造課・施設課)、技術開発課、品質管理課 FSSC22000認証取得。
 
令和
- 2019
 - 5月 甲府市幸町に本社新社屋完成。同月移転。
7月 テンヨ武田・武田食品株式会社がホールディングス化。武田グループ株式会社を設立。
 
- 2020
 - 日本酒類販売株式会社甲府支店との共同物流を開始。
密封ボトルの「特選しょうゆ200ml」を発売。
 
- 2021
 - 密封ボトルの「テンヨのだしつゆビミサン200ml」と「甲州飲むお酢グレープ」・「甲州飲むお酢ピーチ」を発売。
キーコーヒー株式会社甲府営業所の物流業務を受託。
デイリーヤマザキ様と共同開発した「天かすおにぎり」を発売。
 
